山陽山陰四国で唯一泊まったことがなかった山口県に宿泊すべく、二泊三日のひとり旅に出かけました。
最初に向かったのは2015年に訪問したことのある防府市の「エトワル」。
続いて、6月にオープンした下関の「喫茶パーラー」へ。
「47都道府県の純喫茶」山口県代表に選ばれたものの2019年に閉業した「喫茶こいぬ」が現代スタイルになって再オープンしたと聞き、自由に旅行できるようになったら真っ先に行きたかったのです。
下関「喫茶こいぬ」が「喫茶パーラー」として再オープン
北九州に宿泊し、博多や山口県の日本海側を周遊した2018年11月。
「喫茶こいぬ」はその時点で休業していたんですが、未練がましく外観だけ眺めに来たことを思い出します……。
関門連絡船に乗って門司港から下関へ。
休業中なのは知ってたけど、未練がましく「こいぬ」を訪問。#喫茶店 pic.twitter.com/uLiFjHtu1q— コトリス (@Kotori_fresh) November 24, 2018
それから3年。
かつての「喫茶こいぬ」の空気を味わうべく、再び下関に降り立ちました。
「喫茶こいぬ」改め「喫茶パーラー」が店を構えるのは唐戸市場、水族館などがある下関観光の中心地。下関駅からバスに乗車して「唐戸」バス停で下車。
角地に立つ三角屋根の建物を目指します。
いざ、入店。
巨大なスピーカーなど、写真で見たことのある「喫茶こいぬ」の調度品がそのまま残っていて興奮を抑えられません。
訪れた日には菅田将暉くんのようなシュッとした“ジェントルマン”な男性店員さんしかおらず「執事喫茶みたい……」と思ったんですが、店を出る際に聞くとたまたま男性店員だけの日だったらしい。
頼んだのはプリンとコーヒー。
「現代に合わせたスタイルになって再オープン」という情報だけ知って、どんな形で復活したのか不安だったんですが、現代風というのはおそらくクリームソーダなど流行りの純喫茶メニューがあるということでしょう。
かつてのオーナーが集めた犬の置物などがそのまま残っており、お客さんが親しんできた空間を守り継いでくださっているように感じました。
Frank & Nancy Sinatra の「恋のひとこと ~Something Stupid」がBGMで流れていたのもグッときました。
「喫茶こいぬ」の記録と記憶がまとめられた「47都道府県の純喫茶」も読んでみてくださいね。
喫茶パーラー(旧喫茶こいぬ)・店舗情報
【最寄駅】JR下関駅より徒歩約30分(唐戸停留所までバスで10分)
【住所】山口県下関市赤間町6-7
【営業時間】9時半〜16時半
【定休日】木
【公式インスタグラム】https://www.instagram.com/kissa_parlor_/
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