以前告知した喫茶店のマッチの展覧会「マッチの喫茶展 in OSAKA」が昨日からスタートしました。
※イベントはすでに終了しています
今回のイベントの主催者は東京で閉店した喫茶店の家具を販売する村田商會さん(@muratashokai)
東京では家具の販売会などを何度も行ってましたが、大阪でイベントをするのははじめてのこと。
大阪に足を運ぶのが難しかった方のために、イベントの様子をレポートします。
わき道にそれて純喫茶2のエムケイさんが純喫茶愛を語る
目玉として行われたのが、「わき道にそれて純喫茶2」というブログを運営しているエムケイさんと村田さんが純喫茶愛を語るトークイベント。
10年にわたってブログを更新するエムケイさんは、燦然と輝く純喫茶ブログ四天王のお一人です。
私にとっては雲の上の存在なんですが、はじめて公の場に姿をあらわす(!)エムケイさんを一目見ようとイベントが発表されてすぐに予約。
この日を心待ちにしていました。
村田さんとエムケイさんは喫茶仲間であり、「日本マッチ学会」に所属するマッチコレクター仲間でもあるので、トークの息はぴったりです。
喫茶店めぐりあるあるとして、「喫茶店の近くに観光地や名所があっても、基本行かない」と仰っていたのには大きく頷きました。
いつ閉店するかわからない喫茶店と違い観光地は何度でも来るチャンスがあるので、併せて行く必要はないんですよね。
村田商會によるマッチ・コレクション苦労話
村田さんが20年にわたり47都道府県すべての喫茶店を巡って集めたマッチの数は約400点。
・他の人がもらえたのに、自分のときはもらえない
・「探しておくからまた来て」と言われて何度再訪しても、まだ探していない
・沖縄で2店連続、白箱に店名のハンコを押したマッチをもらってくじけそうになった
という苦労話から、1日にハシゴした喫茶店の数、都道府県別に印象的だった喫茶店の話、実はお笑いに造詣が深くメッセンジャー黒田のファンだというエムケイさんの意外な一面まで、適度にわき道にそれながらトークは2時間続きました。
自力で採集したマッチ400点を展示したマッチの喫茶展
トーク会場からマッチの喫茶展会場「シカク」へ移動。
嬉しいことに、展示物のマッチは撮影可です。
47都道府県のマッチを制覇したことは知っていましたが、並んでいる姿を見ると「よく集めたな」と感嘆します。
集めた数の何倍もの喫茶店で「マッチはありませんか」と聞いているはずですからね。
20年前にマッチをもらった喫茶店に再び行っても店がないどころが、街並みが変わっていることも。
そこに暮らしている人ですら店のことを忘れてしまっているでしょう。
「手元にあるマッチだけが店がその場所にあったことを語る証拠だと思うと、余計に愛おしくなる」という言葉が添えられていました。
先月末に閉店した西成のQピットや昨年閉店した十三のなにわのマッチも置いていました。
6月25日までは変わり種のマッチの他、マッチを立てられる灰皿や満州のマッチラベルのスクラップブックも展示されています。
6月28日からは和歌山の喫茶店から引き取った、食器・カトラリーなどが大量に並ぶそうなのでまた見に行く予定です。
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