2017年10月に鳥取で出会った喫茶店のことを書きます。
1泊2日の鳥取旅行が決まり、いつものごとく山之内遼さんの「47都道府県の純喫茶」をめくると鳥取代表として2軒の喫茶店が掲載されていました。
そのうちの1軒「丸福珈琲店 鳥取店」は惜しくも2014年に閉店。
しかし丸福珈琲店のファンであった鳥取の食品開発・加工会社が鳥取店の外観も内装もそのまま残し、「鶴太屋珈琲店」として新たにスタートしたものの、鶴太屋珈琲店もすでに閉店してしまいました。
当記事では掲載店で唯一で営業を続けているCAFE DE チャップリンをご案内しています。
鳥取駅前商店街にある「CAFE DE チャップリン」
鳥取代表としてもう1軒紹介されていたのがこちらのCAFE DE チャップリン。
ショーケースに飾られたパフェの安さとネーミングが目を引きます。
「地平線」「夕焼け空」……頼んでみたくなるメニューばかり。
ホットケーキの上にプリンの乗った「UFOケーキ」。500円は安すぎませんか。
半地下のチャップリン店内に潜入
半地下なので隠れ家っぽさを感じる店内。
創業は1978年。ご夫婦で営んでいるこぢんまりとした喫茶店です。
「47都道府県の純喫茶を見て訪問しました」と伝えると、取材時のこぼれ話などをしてくださったり、会話に花が咲きました。
大抵一人で遠方まで足を伸ばし喫茶店巡りしているので、会話が弾むと来て良かったと思うしそれだけでその土地が好きになります。
お店の方との会話がその土地を好きになる大事な要素です。
インスタ映えを先駆けた花火付きのチャップリンパフェはなんと580円!
「なんでこんなに安いんですか」と野暮なことを聞く私に「手作りしたら安くつくんだよ」とマスターの返答。
和歌山の名店「純喫茶ヒスイ」でも自家製ケーキセットが430円で驚愕したことを思い出しました。
「チャップリンなら寄り道しても大丈夫」と親御さんが太鼓判を押すため高校生など若者も集まってくるそう。
「お小遣いがピンチのときに」というショーケースのPOPは優しさの現れだと思いました。
テーブルの上には創業当時から落書きノートが置かれているので、私も記念に一筆描きました。
「チャップリン」もまた、忘れられない喫茶店のひとつです。
CAFE DE チャップリン・店舗情報
【最寄駅】JR鳥取駅より2分
【住所】鳥取市栄町719
【営業時間】7時~19時
【定休日】木曜(祝日の場合営業)
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