こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス（@Kotori_fresh）です。
さて、今回は阪神御影駅が最寄りの「コーヒーハウス井戸」とあわせておすすめしたい「珈琲ん」という不思議な名前の喫茶店を写真満載でご紹介します。
神戸・北野坂の客船喫茶「珈琲ん」（閉店）
数年前まで神戸・北野坂にあった「珈琲ん」という一風変わった名前の喫茶店。
オーナーが昔働いていたドイツ客船の船室を模した内装で、船旅の最中にお茶をしているような雰囲気が味わえました。
北野坂の珈琲んはすでに閉店しています。
阪神御影駅前の「珈琲ん」 は秘密にしたい応接間
阪神御影駅から徒歩1分の雑居ビル2階にも同じオーナーが1992年に開店させた同名の「珈琲ん」があります。
今回紹介するのはこちらの御影店。
2023年2月現在
現在は「珈琲ん」の常連客だった海老原さんが5代目のマスターになり、お一人で切り盛りしています。
2016年に御影公会堂の修復工事前の姿を見ようと御影に立ち寄った際に、北野坂と同じ店名であることが気になって入店したことが「珈琲ん」との出会い。
年中無休なので、思い立ったときに来られるのも魅力的。
目の前でコーヒーをドリップしてくれる最上級のおもてなし
「珈琲ん」の最大の特長はコーヒーを目の前でドリップしてくれること。
お湯を少しずつ注ぎながら時間をかけて抽出する様子を間近で見られます。
全国数多くの喫茶店を訪問しましたが、ワゴンを席の前に運んで目の前でドリップしてくれるのは「珈琲ん」だけです！！
どのカップで提供されるのかも、楽しみのひとつ
コーヒーが飲めない方もご安心ください。
メニューにはノンカフェインインのフルーツティー（写真）やココア、葡萄ジュースも用意されています。
応接室で使われているようなようなゆったりしたソファにかけて、飲み物を味わう贅沢な時間。
BGMはクラシックピアノ。
マスターにリクエストしたら蓄音機でSPレコードを聴かせてくださいますよ。
9時まで営業しているので、仕事帰りに寄り道するのにも良さそうです。
洋画のポスターなど、常連さんに贈られた品々が店を飾っています。
自分だけの秘密基地にしておきたいという気持ちも山々ですが、長く続いて欲しいのでご紹介します。
珈琲んのマッチ
現在は配布していませんが、かつて配っていたマッチを見せてもらいました。
青い頭薬がクール。
神戸市垂水区の「たるみ燐寸博物館」にも珈琲んのマッチがあったと記憶しています。
▲神戸近郊のマッチが多く紹介されています。
川口葉子著・カフェノナマエ掲載
カフェや喫茶写真撮影家の先駆者で、私も多大な影響を受けている川口葉子さんの本「カフェノナマエ」にも「珈琲ん」が掲載されています。
不思議な店名の由来もわかりますので、ぜひご一読ください。
珈琲んのメニュー
- 珈琲（ホット・アイス）800円
- 紅茶（ホット・アイス）800円
- フルーツティー（ノンカフェイン）800円
- 果汁（葡萄）800円
- 蜂蜜（ホット・アイス）800円
- カフェオレ 900円
- ウインナーコーヒー 900円
- ココア 900円
- アーモンドトーストセット 1500円
- ケーキセット 1500円
※飲み物2杯目以降100円引き
伝説のオーナーSさんと5代目マスターの海老原さんにインタビューしたZINEが完成しました
珈琲ん・店舗情報
【最寄駅】阪神御影駅より徒歩1分
【住所】神戸市東灘区御影中町1丁目6-11 中野ビル2F
【営業時間】12時～21時（20時ラストオーダー）
【定休日】無休
【公式FB】https://ja-jp.facebook.com/kaffeenn/
はじめてのZINE（同人誌）「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
物販での売上は純喫茶保存協会の活動資金とブログの運営資金に使用します。
サイト存続のため、ご協力をお願いいたします。
