同志社大学の創立者・新島襄とその妻・八重(NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公)の私邸「新島旧邸」が京都に残っています。
新島旧邸内を見学できる年に数日の貴重な機会が迫ってきているので、今回はなかなか見られない「新島旧邸」の内部をご案内します。
同志社発祥の地・新島旧邸へのアクセス
新島旧邸があるのは、京都御苑の東南。
地下鉄「丸太町駅」(徒歩約13分)、京阪「神宮丸太町駅」(徒歩約10分)、京都市営バス「河原町丸太町」(徒歩約5分)が最寄の駅と停留所です。
寺町通り沿いを北へ向かうと、武家屋敷のような立派な門構えが目に入ります。こちらが年に数回しか公開されない新島旧邸です。
門から入って外観を眺めると日本家屋に見えるんですが、離れて見ると三面がバルコニーに囲まれ、和に洋を取り入れた建築様式だとわかりますね。
新島襄と新島八重が暮らした新島旧邸内をご案内
新島旧邸は、明治11年(1878年)竣工。調度品を含め京都市有形文化財指定。
新島襄が明治8年(1875年)に創設した「同志社英学校」もこの場所にあり、ここが同志社発祥の地とされています。
通常公開時は旧邸の中に入ることができませんが、特別公開時は旧邸周囲及び建物内部(母屋1階と附属屋)に入場できます。
玄関から入ってすぐの井戸付きの台所。
当時の京都の民家は土間が一般的でしたが、土間の上に床板を張り、その上に流しを設置しています。
当時としてはモダンな造りの食堂。
食堂の隣には18畳ほどの応接間。当時の家具がそのまま置かれています。
教室、会議室、教会の集会所など多目的に使われていました。
当時の語らいが今にも聞こえてきそう。
新島八重が愛用していたオルガンが残っています。
新島襄の死後に八重が洋間を改造して作った茶室「寂中庵」です。
日当たりのいい東南の部屋は新島襄の書斎。
壁一面の本棚の蔵書は8割が洋書。同志社の学生は図書館のように自由に利用できました。
間取りや詳細は下記リンクでご確認ください。
新島旧邸の外部が見学できる通常公開が開催中
【通常公開日】2020年9月1日~11月28日、2021年3月2日~30日
毎週 火・木・土曜日(祝日は除く)
【公開時間】10:00~16:00(入館は15時半まで)
新島旧邸内が見学できる特別公開日は8日間のみ
【特別公開日】2020年10月1日~5日(秋の特別公開)、 11月29日(創立記念日)
2021年3月20日~22日(卒業式)
【公開時間】10:00~16:00(入館は15時半まで)
入場料は無料ですが、10名以上の団体は予約が必要です。
まとめ
公開に対する詳細は公式サイトをご覧ください。
まんぷくのロケ地に使われた同志社大学今出川キャンパスを見学したあとや、紅葉狩りのあとにいかがでしょうか。
新島旧邸・施設情報
【住所】京都市上京区寺町通り丸太町上ル松陰町18
【公式サイト】新島旧邸|同志社大学 同志社社史資料センター
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