こんにちは、喫茶店愛好家のコトリス(@Kotori_fresh)です。
主に島根をめぐる旅の3日目は、鳥取の米子と境港を訪れました。この記事は米子駅周辺で喫茶店めぐりをした記録です。
一番行きたかった軽食喫茶ハマに入れず……
金原みわさんがTwitterに投稿し、ネット上で話題になった米子市の「軽食喫茶ハマ」。
(現在はツイートを削除されています)
山陰のタウン情報誌「ラズダ」でも紹介されており、行きたい喫茶店リストに入れていました。
古時計が多く飾られた空間で過ごしてみたいと数年ぶりに米子で降りたものの……
あれ?
目印の蔦が枯れている……
扉には「本日は終了しました」という札がぶら下がっていますが、本日どころかしばらく営業していない感じがします……。
後日営業されていることが判明しましたが、ご縁がなく残念でした……。
洋燈(らんぷ)でモーニング
あてが外れたので、近くにあった「洋燈(らんぷ)」という喫茶店で予定を練り直します。
洋燈はおじいちゃんマスターがお一人で切り盛りしている喫茶店で、私が訪れたときには幅広い年齢層のお客様がいらっしゃいました。
モーニングの種類が10種類以上ありました。町歩きを優先したかったので、食べ終えたら早々に店を後にします。
東倉吉町の飲み屋横丁「すえよし通り食通街」へ
洋燈でお腹は膨れたものの、ハマへの未練を断ち切れません。いつの間にか東倉吉町の飲み屋横丁「すえよし通り食通街」にたどり着いていました。
川に面している側は上の写真のような感じで……
通りに面している側はこんな感じ。
造花が中に入ったイカした看板をこちらのブログで知って、撤去される前に見たかったんです。
経年で「道」の字が取れてしまい、「食街」に。
松本隆チックでいい感じ。
妖艶なママが迎えてくれた喫茶キャープ(閉店)
トンネル横丁である「すえよし通り食通街」の多くは空き店舗ですが、気になるのがこちらの喫茶キャープ。
装飾テントには「ケイ食・喫茶」、看板には「軽食・喫茶」の文字。
鳥取には屋号に「軽食・喫茶」と付いている店が他県よりも多いように思います。
キャープってどんな意味だろう……。
外からは中の様子が見えません。
思い切って扉を開けてみました。
先客は常連さんと思わしきご婦人お一人。
喫茶店よりも小料理屋が似合いそうな雰囲気のママさんが迎えてくださいました。
ママさん目当てに男性客が通ってそう。
キャープで頼んだのはミルクセーキ。
以前岡山と山口で喫茶店めぐりをした際にミルクセーキばかり頼んでいたんですが、山陰の喫茶店にもメニューに必ずミルクセーキがありました。
キャープはもともとママのお母様が営んでいた喫茶店で、創業から45年ほど。
亡くなったお母様から店を受け継いだ現在のママさんは、元は百貨店勤務。
「飲食店は大変だけど、先代から通ってくれる常連さんがいるから続けている」と仰っていました。
懐かしのテーブルゲーム筐体も。
内装のそこかしこにドライフラワーが飾られていて、ファンシーな印象を受けました。
一人で米子に来たと喫茶店のママに話すと、大玉の飴ちゃんを5つくれました。
薄々気づいていたけど、子どもが旅しているように見えるのかもしれません。 pic.twitter.com/28YZIoV1sA
— コトリス|鳥の巣舎 (@Kotori_fresh) April 3, 2019
餞別なのかかわいそうに思えたのか、店を出る際に飴ちゃんを5つもくれたキャープのママさん。
ハマに入れなかったのは残念だけど優しいママさんに会うことができたので、良しとします。
喫茶キャープ・店舗情報(閉店)
【最寄駅】JR米子駅より徒歩15分
【住所】鳥取県米子市東倉吉町55
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