大阪東部の河内地方(八尾市・東大阪市)に残る3店の珈琲専門店MUCを訪ねてきました。
主に大阪市内・堺市・京阪神地区に出店しているフランチャイズのコーヒー店、珈琲専門店MUC。
どうして河内地方に3店もあるのかという疑問があったんですが、実際に街を歩いてみて納得。
河内の方はコーヒー好きが多いようで、喫茶店よりも“珈琲店”という看板を掲げる店が目につきました。
コーヒーマニアに知られた伝説の珈琲店「ミュンヒ」も八尾にありますし、コーヒーフレッシュのメロディアンも八尾の企業。
コーヒー好きになる土壌があるのかもしれません。
知らんけど。
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近鉄河内山本駅前・珈琲専門店MUC 山本店
八尾市の中心部に位置する近鉄河内山本駅。
珈琲専門店MUC 山本店は南口からすぐ。細い路地に面しているためひそやかに歳月を重ねた駅前のエアポケットといった感じ。
古くは「八尾の芦屋」と呼ばれた高級住宅地も河内山本駅周辺にあるそうで、「富裕層の多いエリアを狙って出店する」という珈琲専門店MUCのコンセプトにマッチしたのかも……。
入り口は二箇所。
どちらも扉が開け放たれており、換気は十分。
すでに常連さんたちで満席でした。
カウンターに立っていたのは、若々しいママさんお一人。
入れ替わり立ち替わりやってくるお客さんをお一人で捌いています。
忙しそうだったので店の話が聞けなかったことが心残り。
モーニングは11時まで。
飲み物代に+100円のAセット、Bセットのほか、飲み物代のみのCセットがあり、今回はCセットを頼みました。
珈琲専門店MUC 山本店(FC65?)・店舗情報
【最寄駅】近鉄河内山本駅南口より徒歩1分
【住所】大阪府八尾市山本町南1-6-6
【営業時間】9時〜19時(しばらく9時〜18時営業と記載あり)
【定休日】水
近鉄八尾駅前・珈琲専門店MUC 八尾ペントモール店
続いてやってきたのは河内山本駅の隣駅、近鉄八尾駅の高架下の商店街にある八尾ペントモール店。
もともと珈琲専門店MUCとして43年前にオープンしたんですが、途中でサードウェーブを強く意識した“おしゃれMUC”、MUC COFFEE ROASTERS(マック・コーヒー・ロースターズ)にチェンジ。
ところが、わずか3年未満で元の珈琲専門店MUCに戻ったそうです。
インテリアはモダンでシック。
他のMUCで見るステンドグラスライトや煌びやかなシャンデリアはありません。
見逃しただけかもしれませんが、MUCおなじみのフランチャイズナンバーが記された勲章のような看板も見当たりませんでした。
喫煙可能なMUCでは珍しく、全席禁煙です。
珈琲専門店MUC 八尾ペントモール店(FC7)・店舗情報
【最寄駅】近鉄大阪線八尾駅より徒歩3分
【住所】大阪府八尾市北本町2-2 ペントモール八尾3番街B-27
【営業時間】8時〜18時
【定休日】不定休(火)
※全席禁煙
近鉄弥刀駅前・珈琲専門店MUC 弥刀店
最後は東大阪市の西南部、各駅停車のみが停車する近鉄弥刀(みと)駅前の弥刀店へ。
弥刀駅周辺は喫茶店の多いエリア。
よ〜いドン!の「となりの人間国宝さん」に認定された喫茶亜矢も弥刀駅前にあります。
東大阪の「喫茶亜矢」。ヤフオク好きのマスターが落札した品物が店内にいっぱい。「となりの人間国宝さん」にも認定されたそうで、「遠くから来てくれたから」とパウチしたシールをプレゼントしてくれた。 pic.twitter.com/ogqQjzDnZU
— コトリス|喫茶のすたるじあ (@Kotori_fresh) November 25, 2015
ゴージャスなインテリアは他の珈琲専門店MUCと共通しています。面白いのは窓から見える風景。
換気のため開けた窓から見えるのは近鉄電車の線路。目線と同じ高さで近鉄電車が走る様子が見えました。
阪急電車が見える珈琲専門店MUC逆瀬川店よりも近い位置を走っているので、鉄道好きに勧めたい。
珈琲専門店MUCは店舗によってメニューの価格が変わりますが、弥刀店はやや高め。
それでもお客さんが途切れないのは、ゴージャス感とMUCブランドの持つ力でしょうか。
珈琲専門店MUC 弥刀店(FC87)・店舗情報
【最寄駅】近鉄大阪線弥刀駅より徒歩3分
【住所】大阪府東大阪市友井3-7-22
【営業時間】7時〜17時
【定休日】水
珈琲専門店MUC 藤井寺店は惜しくも2月末閉店
河内地方には珈琲専門店MUC 藤井寺店もあったんですが、今年の1月に切り盛りしていたマスターが亡くなったため2月末をもって閉店しています。
参考サイト:さかにゅー
今年の1月に藤井寺に行く機会があったのに、MUCに寄れなかったことを悔やんでも悔やみきれません……。
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