仕事の繁忙期がようやく終わったので、ぼちぼちブログ更新を再開していきます。
西脇市民会館の見学を目的に、4年ぶりに兵庫県西脇市を目指したのは3月のこと。
西脇で入ることができた喫茶店は4年前も訪れた「喫茶マンボ」だけでしたが、加古川と西脇を結ぶJR加古川線の間に気になる喫茶店があるので途中下車して確かめてきました。
電車内から見えたインパクト大の外観!加古川市の喫茶だんだん
その喫茶店は、兵庫県南部に位置する加古川市の「喫茶だんだん」。
JR加古川線でいうと、加古川駅から西脇市駅方面にひと駅の「日岡駅」が最寄りです。
4年前、JR加古川線に乗車した際も窓から見えて気になっていました。
気になった理由はこの外観。
コンクリートで出来た兜のような角と渋いタイル使い、奥に見える丸窓を見たら途中下車してでも確かめたくなりますよね……?
西脇から大阪に帰る途中かつめしを食べようと決め、お腹を空かせて日岡駅に降り立ちました。
入口には加古川のご当地グルメ「かつめし」(※)をアピールするのぼり。
これなら一見さんでも入りやすい。
※ご飯の上にビフカツをのせ、デミグラスソース系のたれをかけ、洋皿にお箸で食べる。これがおおまかな『かつめし』の定義とされている。
ところがどっこい!
まだ営業時間内だろうと踏んだ15時前に到着すると、無情にも「本日は営業終了しました」のプレートがドアに掛かっていました。
店内に明かりが灯っていたので恐る恐る「もう閉店しちゃいました……?」と扉を開けると、見るからに話がわかりそうなママさんが迎えてくれ「ランチのお客さんがいなくなったから閉店準備をしていたけど、飲み物だけだったら出せるよ」とありがたい言葉をかけてくれました。
成田珈琲ブランドのダッチコーヒーがおすすめ
「ダッチ珈琲が自慢」と仰ったので、頼んだのはアイスコーヒー。
冷え性の私は基本ホットコーヒーしか飲まないんですが、すぐに出てきそうなアイスコーヒーを頼んでみると、銅製のカップで登場。
ママさんとおしゃべりしながら飲むアイスコーヒーは抜群に美味しかった。
「電車内から建物が見えて気になったので寄りました」と話すと、設計は著名な建築家だと教えてくれました。
著名な建築家が設計した喫茶だんだんの内装と歴史
創業は1971(昭和46)年なので、今年で創業半世紀。
前オーナーから店を引き継ぎ、現在切り盛りしている二代目のママさんご夫妻は30年ほどやっているそう。
外観に負けず劣らず素敵な内装は、喫茶店というより老舗洋食店の雰囲気。
ほがらかなご夫妻が迎えてくれるので、遠方からでもぜひ足を運んでくださいませ。
私も次こそはかつめしを食べたいです。
喫茶だんだんのメニュー
喫茶だんだん・店舗情報(閉業)
【最寄駅】JR加古川線日岡駅より徒歩3分
【住所】兵庫県加古川市加古川町大野45-1
【営業時間】7時半~16時(お客さんがいなければ早めに閉まるので注意)
【定休日】不明
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