こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス(@Kotori_fresh)です。
全国の喫茶店の記録と記憶を綴った「47都道府県の純喫茶」という本の中で山口県代表として紹介されている、防府市の「エトワル」をご紹介します。
47都道府県の純喫茶・山口県代表防府市「エトワル」
「エトワル」に行くため宿泊先の尾道から新幹線に乗り、9時の開店と同時に入店。
常連さんが多い1階を抜けて、ひとりで静かに過ごせる2階へ。
広々とした二階席を独り占めできました。
防府市の老舗喫茶店「エトワル」の歴史
エトワルの創業は1949(昭和24)年。
防府では珍しく23時まで営業しているので、呑みに行った後の二次会会場として使われることも多いそう。
十三の「なにわ」と同じような卵型のコロンとしたチェアが規則正しく並んでいます。
驚いたのは東郷青児の絵が4枚飾られていたこと。
以前、「喫茶店御用達画家と言っても過言でないほど、喫茶店でよく東郷青児の絵を見る」と書いたことがありましたが、「エトワル」も東郷青児の可憐な女性画を見ながら過ごせる喫茶店でした。
エトワルの入り口横には、種田山頭火の句碑
防府市は自由律俳句を代表する俳人・種田山頭火の故郷。市内には70数基の句碑が置かれています。
エトワルの入り口横には「あさせみ(朝蝉) すみ通る コーヒーをひとり」というコーヒー店にぴったりの句碑が設置されていました。
山頭火の日記には毎日のようにコーヒーが登場していますが、コーヒーを句に入れて読んだのは句碑の一句だけ。
防府市エトワルのモーニングは11時まで
モーニングセットは600円。11時までの提供です。
図らずも山頭火と同じように、朝に一人でコーヒーを啜っていました。
自家焙煎のコーヒーは渋皮を100%除去しているためすっきりした味わいです。
ホットケーキもおすすすめです
再訪したときに頼んだのはホットケーキ。手作りなので焼き上がりまで少し時間がかかりますが、生地がふわふわでとても美味しかったです。
防府市エトワルの空いている時間帯
午前中は常連さんが多く、ゆったりしている時間。
12時からお客さんが増え出し、ピークは15時台。
18時頃から21時まではゆったりしており、21時を過ぎるとまた込み合うそう。
防府市エトワルのメニュー(一部)
コーヒー:450円
カフェオレ:500円
ウィンナーコーヒー:630円
アイスココア:570円
ミルクセーキ:520円
コーヒーフロート:520円
コーラフロート:520円
オレンジフロート:600円
ミックスジュース:520円
オレンジジュース:500円
グレープフルーツジュース:520円
グァバジュース:520円
マンゴジュース:520円
エトワル自家製ケーキ:360~450円
トースト:280円
ハムサンド:500円
チーズサンド:500円
フルーツサンド:550円
ホットケーキ(12月~5月):500円
コーヒーゼリー:500円
チョコレートパフェ:700円
ストロベリーパフェ(12月~5月):780円
ブルーベリー・パフェ:700円
きなこパフェ:730円
アイスクリーム:420円
ミツマメ:500円
アンミツ:520円
ケーキ・アラモード(コーヒーor紅茶付)850円
季節や時間帯によって人気のメニューは変わってきますが、特に人気が高いのは12月〜5月に登場するストロベリーパフェ。契約農家から直接イチゴを仕入れています。
エトワルのまとめ
この日は1日かけて防府、徳山、山口市内の喫茶店を巡りました。
山口県内で下車するのははじめてのことでしたが、「喫茶店巡りをするために大阪から来ました」と酔狂なことを言っても、皆さんがあたたたく受け止めてくれたことが心に残りました。
▲エトワルが紹介されています▲
2021年エトワルを再訪したときのことをnoteに書きました。
コーヒーの店 エトワル・店舗情報
【最寄駅】JR防府駅より徒歩5分
【住所】山口県防府市天神1丁目3-6
【営業時間】9時~23時
【定休日】第二月曜
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こんにちは。
創業が「1949(昭和26年)」とありますが、1949は昭和24年ですので、何れかが誤りではないでしょうか。
失礼ながら気になりまして、コメントさせて頂きました。
凡ミスですね。教えてくださりありがとうございました。