「珈琲専門店MUCの内装」のモデルになった喫茶店が堺市にあることをご存知でしょうか。喫茶店の名はスコーレ。
インスタのフォロワーさんに教えていただきました。大感謝。
喫茶スコーレは阪堺電車寺地町駅が最寄り。モーニングは400円
喫茶スコーレは阪堺電車(チン電)阪堺線寺地町駅が最寄り。
くるみ餅が名物の老舗和菓子店「かん袋」の裏の通りにあります。
遠目からでも目立つ、オレンジのひさしが目印。
この装飾テント、つっぱりコントで使うリーゼントに見えます……。
外壁は鱗風。
正面から見ると珍獣っぽいです。
店内は手前と奥で雰囲気が異なります。
話を聞くためにカウンターに着席しましたが、お客様の多くが明るい入口側に座っていました。
入口側と真ん中の席の壁に設置されているステンドグラス、どこかで見たことがあると思ったら北加賀屋の「蘭」と同じデザインでした。
ひょっとして蘭も設計士が同じなんでしょうか……。
モーニングは11時までです。
珈琲専門店MUCの内装のモデルになった喫茶スコーレのカウンター
喫茶スコーレは1971年創業。(2022年11月現在創業51年)。
堺市に本社があるMUC(上島珈琲貿易)の豆を使っているため、もともとMUCと繋がりがありました。
MUCの初代社長が来店した際にこのカウンターの仕様を気に入って、珈琲専門店MUCの内装を同じ設計士に任せることにしたんだとか。
珈琲専門店MUCのゴージャスな内装の原点となった喫茶店がスコーレなのです。
カウンターチェアはMUCと似ていますが、大きく違うのは固定されていないことと背もたれが直角でないこと。
珈琲専門店MUCのチェアは固定されており、背もたれが直角なのです。
お話を伺ったスコーレのマスターも「珈琲専門店MUCは回転率を上げるために椅子を直角にしているけど、うちは長居してもらっても構わないから座りやすくしている」と仰っていました。
スコーレと珈琲専門店MUCの設計士である古本和宏さんは珈琲専門店MUCの内装についてこんなことを言っています。
照明器具はヨーロッパの良い器具を使っている。
インテリアを引き立ててくれるし、調光することでムードを変えて楽しめるようにもできるので、特に夜はムードに幅ができる。
カウンター椅子は客の回転率と動線を考慮して開発・デザインした。
引用:別冊商店建築 秀作喫茶店第1集より
また行けますように。
メニュー
喫茶スコーレ・店舗情報
【最寄駅】阪堺電車阪堺線・寺地町駅より徒歩3分
【住所】大阪府堺市堺区新在家町東2丁1-29
【営業時間】9時〜18時
【定休日】日・祝
【駐車場】あり
【珈琲専門店MUC 三国ヶ丘店】世界遺産登録に沸く堺市の喫茶遺産
【堺・フレンド】おじいちゃんマスターの純喫茶を堺遺産に認定したい
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