和歌山・滋賀・奈良

【新宮・バンビ】昭和レトロな仲之町商店街のオアシス純喫茶(閉店)

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18きっぷを使っての和歌山旅、2日目は紀伊田辺から新宮駅と尾鷲駅(三重県)を目指しました。

1日目はこちら

昭和レトロな仲之町商店街にある純喫茶バンビ

新宮市があるのは和歌山の最果て、三重県との県境です。

早朝6時19分発の新宮行きに乗車し、新宮駅に着いたのは9時過ぎ。

熊野三山のひとつ、熊野速玉大社を参拝するために7年ほど前に新宮に来たことがありますが、その時に利用したのは特急くろしお。

特急を使っても遠いと感じたのに、今回は18きっぷ……。
我ながらどうかしてます。

 

新宮市仲之町商店街目当ての純喫茶バンビがあるのは、新宮駅から1キロほど離れた新宮市仲之町商店街の一角。

映画 「溺れるナイフ」「軽蔑」などのロケ地としても使われている昭和レトロな商店街です。

 

純喫茶バンビ 純喫茶バンビ・外観 純喫茶バンビの看板

COFFEEをアピールした路地の看板がめっちゃ可愛いんですが……(※2021年11月現在、この看板はなくなっています)

 

純喫茶バンビへのアプローチ

「お菓子のいこま」の横にある路地を入るため、一見さんは勇気がいるかも……。

 

純喫茶バンビの外観

暑かったせいか、バンビの扉は開いたまま。
入り口にちょこんと座っていたママから「しんどいから今日はごめんな」とまさかの言葉が。

一瞬呆然としたものの、無理を承知で「大阪から来たので店内の写真だけ撮らせてくれないか」とお願いしたら「大阪の子やったら話は別やで」と店の中に入れてくださいました!!

 

純喫茶バンビの店内 純喫茶バンビ・カウンターと食器棚 純喫茶バンビの店内

ママは大阪市阿倍野区出身。

子どもや親戚の多くが大阪にいるため、新宮で暮らす今でも大阪のことが大好き。
バンビが新宮に住む大阪出身者の溜まり場になっていると教えてくれました。

純喫茶バンビの歴史

純喫茶バンビの店内バンビは創業40年ほど。
法善寺横丁にあった珈琲専門店「バンビ」にマスターとよく行ったから、名前をもらったそう。

1967年発行の寺下辰夫「珈琲ものがたり」に「バンビ」という珈琲店が出てくるんですが、おそらく同じ店。

NHKが数回取材に来た話や「汚い路地やから新宮の職員に綺麗にしてほしいって言うてるんやけど、雰囲気がいいからってそのままにされてる」という話をユーモアたっぷりに話してくれたママさん。

結局何も注文しないまま写真だけ撮らせてもらい、店を出る際には「散策がしんどくなったらまた来るんやで」と優しい言葉で送り出されました。

大阪の子で良かった。

純喫茶バンビ・店舗情報(閉店)

【最寄駅】JR新宮駅より徒歩15分
【住所】和歌山県新宮市大橋通2丁目4-2
【営業時間】9時〜17時
【定休日】不定休


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