青森で「珈琲の街」アピールをしているのは弘前市ですが、青森市でも“珈琲”という言葉が屋号に入った店を多く見かけました。
「青森コーヒーフェスティバル」が開催されているくらいですから、コーヒー好きが多いんでしょうね。
今回は青森市内にある軽食メニューが豊富な「自家焙煎珈琲専門店」を3店ご案内します。コーヒー豆も購入できますよ。
さくら野百貨店青森本店の裏「珈琲茶館 麦藁帽子」
まずはさくら野百貨店青森本店の裏手にある工藤ビル1階の「珈琲茶館 麦藁帽子」です。
ビルの2階には「グルッペ」という別の喫茶店があります。
目を引く赤いビロードのソファと、控えめに流れるクラシック。
カウンターの奥には高級ブランドのカップ&ソーサーが数多く飾られています。
常連客と思われるマダムたちが男前のマスターとおしゃべりできるカウンター席を陣取っていました。
3種類あるメニューから、ピザトーストセットと麦わらブレンドを選びました。
麦わらブレンドに添えられたスプーンには帽子のように紙が巻かれています。いろんな喫茶店に行きましたが、このような気遣いははじめて。
サイフォンで抽出された麦わらブレンドはバランスのいい味で、添えられたホイップクリームを入れるとコクを深く感じました。
珈琲茶館 麦藁帽子・店舗情報
【最寄駅】JR青森駅より徒歩約8分
【住所】青森市新町1丁目14-13
【営業時間】平日:7時半~11時半 13時~18時、土日祝:9時~11時半 13時~17時
【定休日】水曜日
【公式サイト】https://sites.google.com/view/mugiwaraboshi-coffee
青森市文化会館の隣「珈琲専科アルプス 堤店」
2店目は長居したい人にぴったりの「珈琲専科アルプス 堤店」。
姉妹店の「珈琲専科アルプス 中央店」も国道を挟んだ向かい側にあります。
コーヒーor紅茶付きの日替わりランチ(11時〜14時) 650円、コーヒーor紅茶付きのホットケーキセット 650円、7種類あるパフェがどれも650円と全体的に安価なメニュー。
プリン・ア・ラ・モードを頼むと、クラシカルな器に盛られた正統派が運ばれてきました。
少し暗めの店内。
ボックス席の周囲はコミック雑誌に囲まれて、漫画喫茶のよう。
全体的にコンセプトがよくわからない雑然とした雰囲気なんですが、放ってもらえることの居心地の良さが感じられる喫茶店でした。
珈琲専科アルプス 堤店・店舗情報
【最寄駅】青森市営バス「文化会館前」停留所すぐ
【住所】青森市堤町2-1-1
【営業時間】8時~20時
青森市役所の隣「ばんかむ」
最後は昭和37年(1962年)創業の青森市内で一二を争うほど古い歴史を持つ「ばんかむ」です。
現在は先代のマスターから受け継いだ二代目の息子さんが切り盛りしています。
隣が青森市役所なので、ランチ時には市役所の職員でいっぱいになるんだとか。
先代のマスターがもともとは市役所の職員だったことから、この場所に店を開いたと聞きました。
コーヒーゼリーパフェの底にはゼリーがたっぷり。
ソフトクリームのように盛られた甘いクリームとゼリーの苦味がベストマッチでした。
「ばんかむ」という店名はコーヒー発祥のアラビアにちなんで、アラビア語のバン(豆)、カム(液体)から名付けたそうです。
カウンター奥に飾ってある絵画と同じ柄のマッチには「珈琲屋 万珈无」と漢字で記されていました。
青森市「ばんかむ」のマッチと店頭で買った珈琲キャラメル。
青森県内だと弘前市が珈琲の街アピールをしていますが、青森市も珈琲店が多かったな☕️ pic.twitter.com/2QF4bYhdAz
— コトリス|喫茶のすたるじあ (@Kotori_fresh) November 12, 2019
「マッチは残っていますか」と聞くと、「ちょっと待っててね」と奥まで探しに行ってくれた優しいマスター。
良い青森土産になりました。
ばんかむ・店舗情報
【最寄駅】JR青森駅より徒歩約20分
【住所】青森市中央1丁目26-1
【営業時間】月~金・祝前日:7時〜18時半、土:7時半~14時
【定休日】日、祝日
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