再訪を願っていた名古屋のシューカドーが歴史に幕を閉じることになったので、シューカドーに行くついでに岐阜県内の喫茶店巡りをしてきました。
今回はインパクト大の外観の喫茶店、岐阜県可児市にある喫茶ミロをご紹介します。
レトロピア岐阜を読んで、可児市のミロへ
喫茶ミロがあるのは、可児市のロードサイド。
しがない旅人の私は公共交通機関が頼り。最寄駅のJR太多線・美濃川合駅を下車して20分は歩きました。
そぼ降る雨に打たれながらようやくたどり着いたミロ。
八画文化会館の特集「レトロピア岐阜」で、珍スポトラベラーの金原みわさんが「襲来した使徒のよう」とミロを紹介していたので覚悟はしていましたが、敵とも味方ともつかない不思議さ……。(こどもが見たら泣きそう)
レトロピア岐阜については
【岐阜・田中家】創業は戦前!柳ケ瀬商店街の遺産のような喫茶店
をご覧ください。
あとでマスターに聞くと外観の赤丸は標的でも目でもモッズでもなく、実はつぼみを表現しているのだとか。
全体図を見ると確かに花……かな?
階段を登り扉を開けると、岡山のコーヒールームキャッスルを連想するレトロフューチャーっぷり。
奥に飾られた「ミロのヴィーナス」にちなんで名付けたという店名にふさわしい、絵画や彫刻品が並ぶ芸術的な店内。
キャンディーズやフィンガーファイブなどBGMも絶妙で、テーブルゲームに興じていたらいつの時代かわからなくなってしまいそう。
14時過ぎに飲み物を頼むと、パンか洋菓子がおまけでついてきます。
常連はおじさまが多いので、聞こえてくる会話は庶民的。
宇宙レベルにイカした喫茶店なのに、ママやマスターは親しみやすい方。
そのギャップが心地よく長居してしまいました。
喫茶ミロのメニュー
・モーニング(7時〜11時)
すべての飲み物におつまみ、たまご、パン付き
・定食(14時まで)
一口カツ定食(880円)、味噌カツ定食(880円)、イタスパ定食(750円)など
・日替わりランチ(11時〜14時)
サラダ、煮物、味噌カツなど日によって違う家庭的なお弁当ランチ(680円)
・軽食とデザート
カレーライス(550円)、エッグサンド(530円)、ミックスサンド(550円)、ホットケーキ(480円)、クリームぜんざい(550円)など
喫茶ミロ・店舗情報
【最寄駅】JR美濃川合駅より徒歩20分
【住所】岐阜県可児市今渡1619−184
【営業時間】7時~18時
【定休日】日
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53年前にこの近くに生まれ育ち、大人になって30年ほどを名古屋で過ごして来ましたが、最近可児に戻ってまいりました。
ミロは私が子供の頃からあり、その外観がなんだか怖いと感じておりました。
昔は色が違っていた事もあったような気がします。
近くにいながら今まで一度も入った事がありませんでした。
今回記事を読ませていただき、こんなに魅力的な喫茶店だったのかと驚きました。
何も無い土地に戻ってしまったと毎日つまらなく思っていましたが、こんな素敵なお店があったのですね!
お陰様で生まれ故郷の良い所を一つ教えていただきました😊
感謝いたします!
今度伺ってみますね!😊🙏❤
ばーばらさま、はじめまして。
可児にお住まいの方からコメントをいただけて嬉しいです。
ミロは岐阜遺産に認定されてもおかしくないほど、かっこいい喫茶店でした。
ぜひ通って、ミロの常連さんになってくださいませ。
県外のお客さんを連れて行ってもきっと喜ばれますよ。