洋酒喫茶ロダンで貝の造形美に魅せられた翌朝は、早起きして「喫茶キツネ雨」へ。
当記事では喫茶キツネ雨の店内と人気メニューのフレンチトーストを写真満載でご案内しています。
大正ロマンの雰囲気を感じられる、レトロで新しい喫茶店「キツネ雨」
喫茶キツネ雨があるのは、JR尾道駅より徒歩約20分の歓楽街「新開」(シンガイ)。
間口の狭い飲み屋がひしめくエリアにひっそりと佇んでいます。
コンセプトは「西洋文化に憧れを抱いた時代をイメージした、どこか懐かしい喫茶店」。
閉業したコロンビアという喫茶店(外に看板が残っています)を改装して、2018年にオープンしました。
西洋文化の広がりとともに、モダンな風俗が生まれた1920年代(大正時代)。
「流行に敏感なモダ・モガたちは芝居やキネマのあとに、カフェーに集った」と本で読んだことがありますが、そのカフェーが現代にタイムトリップして現れたらキツネ雨のようになるんだろうなぁと空想を膨らませていました。
さすが「時をかける少女」のロケ地で大林宣彦監督が生まれ育った尾道の喫茶店です。
きらびやかなシャンデリア、赤いソファ、クラシカルな花柄の衝立、古いミシン台を再利用したおひとりさま席など、オーナーのセンスが光る内装にうっとり……。
インパクトのあるステンドグラスや柱は、もともとの喫茶店にあったものを再利用したと他のブログ記事に書かれていました。
使い込まれるうちにどんどんセピア色になって、文化財のような空間になっていくんだろうなぁと数十年後の姿を空想します。
「キツネ雨」という店名の通り、キツネたちがいたるところに飾られていました。
ふかふか厚切りフレンチトーストを注文
3色のクリームソーダ、白狐チーズケーキ、ホットケーキ、期間限定のパフェなど気になるメニューはたくさんありますが、訪問したのが朝一だったのでモーニングの代わりにフレンチトーストとオリジナルブレンド珈琲を注文しました。
しっとりふわふわ仕上げで口の中でとろけました。
やみつきになる美味しさ。
深煎りのキツネ雨ブレンド珈琲と一緒にいただくのがおすすめです。
メニュー
公式サイトからメニューがご覧いただけます。
まとめ
大正ロマンをコンセプトにした喫茶店は他にもありますが、世界観の作り込み方に感動を覚えました。
喫茶店の雰囲気を守るためお急ぎの方、小学生未満の方、騒がしい方の入店はNG。
静かに過ごしたいお一人様向きの喫茶店です。
尾道旅行の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
喫茶キツネ雨・店舗情報
【最寄駅】JR尾道駅より徒歩約20分
【住所】広島県尾道市久保2丁目11-17
【営業時間】午前の部 9:00〜11:00(ラストオーダー10:00)、午後の部 12:00〜18:00(ラストオーダー17:00)
【定休日】火・水・木
【公式サイト】https://cafe-kitsuneame.jimdofree.com/
※全席禁煙
宿泊はキツネ雨や洋酒喫茶ロダンからすぐの「天然温泉 尾道みなと館」がおすすめです。
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