高松で迎えたいつもとは違う朝。
モーニングの代わりに、高松名物・瓦せんべいの製造・販売を行う“田村久つ和堂本店(くつわ堂総本店)”の喫茶室で日替わりブランチをいただいた。
アート鑑賞も楽しめる田村久つ和堂本店の喫茶室へ

田村久つ和堂本店があるのは、高松市の中心部・片原町西部商店街の中。

一階は「瓦せんべい」などの銘菓が並ぶ和菓子売り場と工場が併設されている。脇の階段を上って2階の喫茶室へ。

階段を登りきると、クラシックホテルのロビーのようなゆったりした空間が現れた。


田村久つ和堂本店の創業は明治元(1868)年。高松三越は1931(昭和6)年創業なので三越よりも歴史がある。
高松名物・瓦せんべいのメーカーとして知られているのは「田村久つ和堂本店」と「宗家くつわ堂」の2つのくつわ堂。私が訪れたのは、「田村久つ和堂本店」(旧くつわ堂総本店)の方。




モダンなテーブルや椅子は桜製作所のデザイン。
20世紀を代表する家具デザイナー、ジョージ・ナカシマの家具を製作する桜製作所が、1969(昭和44)年の改装時に店舗デザインとともに手がけた。

壁を彩るのは猪熊弦一郎や直島に美術館のある李禹煥(リ・ウファン)など香川県にゆかりのある芸術家の作品。
改装を依頼した6代目社長は絵画好きで、自分でコレクションした作品を飾っているそう。
この後、モダニズム建築の名作「香川県庁舎 東館」も見学したのだが、丹下健三と金子正則(香川県知事)を結び付けるキーパーソンになったのは猪熊弦一郎らしい。
ほど近い「喫茶城の目」は芸術家が集まるサロンだったが、田村久つ和堂本店にも集まったのだろうか。
行き交う人を窓から眺めながら、ゆったりと過ごす朝のひとときは格別だった。
「瀬戸内国際芸術祭」や高松近代建築めぐりをする人にもおすすめしたい。
モーニングの代わりに日替わりブランチを
楽しみにしていた日替わりブランチは9時から13時まで注文可能(770円)。メインメニューがジューシーなハンバーグで朝からお腹が満たされた。ランチの代わりにもなる。
ケーキセット770円など、リーズナブルな価格設定も嬉しい。メニューや店員さんに親しみやすさがあってくつろげた。
田村久つ和堂本店 喫茶室(くつわ堂総本店)・店舗情報
【最寄駅】JR高松駅より徒歩約11分、ことでん片原町駅より徒歩4分
【住所】香川県高松市片原町1-2
【営業時間】9時~18時
【定休日】1Fは無休 喫茶室のみ月(祝日の場合は翌日)
※全席禁煙
東京、関西、名古屋にある喫茶店を紹介するムック本「すごい喫茶店・カフェ100」(11月25日発売)の関西編を私が監修しております。
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本をお供に喫茶店に足を運んでいただけたら嬉しいです。