東郷青児の美人画が飾られているレトロな喫茶店「珈琲ショップとくなが」をご紹介しています。
鹿児島中央駅より徒歩10分。市電加治屋町駅前の珈琲ショップとくなが
鹿児島旅行の最終日、最後に立ち寄った喫茶店が加治屋町交差点角にある「珈琲ショップとくなが」です。
午前中でも薄暗い店内、東郷青児の美人画、ビスク・ドールや妖精のような人形……いたるところに乙女心を刺激するアイテムがありました。
扉を開けると、花屋さんも兼ねているのかと思うほど花と緑に溢れていました。
訪れたのは午前中ですが、夜に感じるほどの薄暗さ。目が慣れるのに少し時間がかかりました。
昼間でも夜のような店内と、静かに微笑む東郷青児の美人画
葡萄の形をしたランプを見て京都の「ソワレ」を思い出していたら、東郷青児の絵画が3枚も飾られているのを発見。
「喫茶店御用達画家」と言っても過言でないほど、喫茶店店主に愛されている東郷青児の絵画。
東郷青児は鹿児島出身ですから鹿児島の喫茶店にもありそうだと思っていたのですが、最後の最後に出会えて大歓喜です。
目の前で作業する店員さんや、他のお客さんが気になるのでカウンター席は寛げないことが多いのですが、ここは席に座ると花に包まれて他のお客さんの存在を感じません。
珈琲ショップとくながの主人は、気立てのいい薩摩おごじょのママさん。
「コーヒーが好きで、鹿児島の喫茶店をよく周っていた」というだけあって、コーヒーの美味しさと雰囲気の良さを兼ね備えています。
鹿児島中央駅から徒歩10分ほど、半地下で薄暗い店内、カウンター席のみと利用する人を選びますが、お一人様には大推薦。
「大人の隠れ家」ならぬ「乙女の隠れ家」という言葉がぴったりの喫茶店でした。
珈琲ショップとくなが・店舗情報
【最寄駅】鹿児島市電加治屋町駅よりすぐ
【住所】鹿児島市加治屋町1−9
【営業時間】10時〜21時
【定休日】無休
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