こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス(@Kotori_fresh)です。
当記事では「安くて美味しい」という2点を兼ね備えたモーニングを食べられる、神戸・三宮エリアの昔ながらの喫茶店を6軒ご紹介しています。
店の雰囲気も当然重視しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
神戸市役所そば・お得感が抜群の「くろんぼ」
最初にご紹介するのは、三宮でトップクラスにお得感のあるモーニングを提供してくれる「くろんぼ」。
くろんぼの並びには大人気の老舗食堂「ほうらく」があります。
モーニングセットは450円。11時まで。
- ハムトースト
- タマゴトーストの2種類から選べます。
写真はタマゴトースト。
ケチャップで味付けした厚焼きたまごとレタスがたっぷりはさまっていて、手で持つとこぼれ落ちそうになるほどのボリューム!!
飲み物付きで450円とは思えないお得感がありました。
コーヒーももちろん美味しゅうございました。
緑の椅子で統一された店内は純喫茶スタイル。
BGMはジャズ・ボーカル。
居心地の良さも抜群です。
ちょいワルおやじ風のマスターがとてもお若く見えたので2代目かと思いきや、昭和45年にくろんぼを創業した初代。70歳を過ぎていると笑いながら教えてくれて仰天しました。
年中無休で営業しているので、迷った時はくろんぼにどうぞ。
くろんぼ・店舗情報
【最寄駅】各線三宮駅より徒歩8分
【住所】神戸市中央区八幡通4丁目2-9
【営業時間】6時~19時
【定休日】年中無休
※喫煙可
二宮町・レトロな一軒家喫茶「セブン」
2軒目は三宮駅からフラワーロードを新神戸駅に向かって歩き、加納町交差点を東に曲がった場所にある一軒家喫茶「セブン」。
黄色い「珈琲」の枠無し看板が、カヤバ珈琲を連想します。
コロンとした緑のチェアが目を引く店内。
マスターの誕生日が七夕だから(?)店名がセブンというわかりやすさ。
40年以上、界隈の方の憩いの場としての役割を担ってきました。
モーニングに限らずメニュー全てが安いので、いつ行っても程よく混んでいて安心します。
この日のモーニングタイムも大盛況。
おじいちゃんマスターがお一人でお客さんをさばく姿に惚れ惚れ。
モーニングは4種類。
通常は好きな飲み物にトーストか玉子がついてきますが、飲み物に150円プラスすると
ホットドッグ、チーズトースト、フレンチトーストから選べます。
フレンチトーストに惹かれて頼んでみると、北海道チーズ蒸しケーキのような素朴なパンが運ばれてきました。
想像とは違ったけど、程よい甘さで満足。
カフェオレとあわせて450円という安さがありがたいです。
6時半からオープンしているので、早起きの方にオススメです。
喫茶セブン・店舗情報
【最寄駅】各線三宮駅より徒歩18分
【住所】神戸市中央区二宮町3-11-7
【営業時間】6時半~19時
【定休日】日
※喫煙可
加納町・サンドイッチの名店「カフェバールこうべっこ」
3軒目は先ほどのセブンと同じく、三宮駅から新神戸駅に向かって歩いた途中にある喫茶店です。
創業は昭和51年(1976年)。
サンドイッチの有名店として情報誌などで紹介されることが多いため、若いお客さんの姿が多いのがこうべっこの特長。
常連さんと若いお客さんで連日にぎわっている様子を見ると、まだまだ安泰だなとホッとします。
マスターが映画好きなので、店内には古い映画のポスターが飾られています。
モーニングメニューのハーフサイズのサンドイッチ(通常350円が150円)はドリンクをオーダーしたら注文可能。サンドイッチは日替わりで具材が変わります。
サンドイッチのほか、小サイズのトースト(通常100円が50円)も選べますよ。
一宮ベーカリーのふわふわのパンの中にはたっぷりのたまご(ゆでたまごを潰したものと、厚焼きたまごのダブル!)とトマトが挟まれていて、朝からバランス良く栄養補給ができます。
作りたてホカホカのサンドイッチからは湯気が出ていました。
飲み物+150円なのでカフェオレやジュース類を頼むと500円をオーバーしてしまいますが、コーヒーor紅茶だと500円に収まります。
カフェバールこうべっこ・店舗情報
【最寄駅】各線三宮駅より徒歩15分
【住所】神戸市中央区加納町2丁目9-2
【営業時間】7時~17時
【定休日】日
※喫煙可
元町駅すぐ・ハニートーストが名物「舌れ梵(とれぼん)」→自鳴琴(おるごーる)に店名変更
4軒目は神戸観光の中心地、元町にある「「自鳴琴(オルゴール」。
店を覆うように置かれた多数の鉢植えと、さりげないスタンド看板が目印。
ドアを開けると目に飛び込んでくるのは、外と同じく緑や花々に埋もれた店内。
常時100鉢ほどの鉢植えが置かれているのは「どのテーブルに座っても落ち着けるように」という心遣いです。
モーニングセットがない代わりに、名物メニューのハニートースト(250円)は何時でも注文可能。
4枚切りほどの分厚いトーストにバターとたっぷりのレンゲの蜂蜜が塗られており、口に入れると甘じょっぱい味が広がります。
メニューはどれも低価格。
街中の喧騒に疲れた際は、舌れ梵に避難してください。
※2022年9月に経営者が変わりましたが、内装やメニューはそのままです。
舌れ梵(とれぼん)→自鳴琴(おるごーる)店舗情報
【最寄駅】JR・阪神元町駅より徒歩1分
【住所】神戸市中央区元町通3丁目12-12
【営業時間】8時~18時
【定休日】火
元町四丁目商店街すぐ・薄暗い「純喫茶ベア」
5軒目は三宮・元町エリアの西側、花隈駅近辺にある純喫茶ベア。
アーケードの神戸元町商店街を西に歩き、4丁目のこうべまちづくり会館からマリンロード沿いを北に進むと見つかります。
店名の通り、店内のいたるところに熊のぬいぐるみがさりげなく飾られています。
モーニングセットは400円から600円までの4種類。
香ばしくまろやかな味のネルドリップコーヒーは、“Bear”のロゴが入ったカップで出てきました。
以前はママさんと息子さんが切り盛りされており下町の喫茶店という雰囲気だったんですが、経営者がおじいちゃんマスターに変わってモダンなバーのようなムードに。
調度品の隅々までセンスが光っており、“純喫茶度”が上がりました。
常連さんと店主が話を弾ませる雰囲気は変わっていません。
純喫茶ベア・店舗情報
【最寄駅】神戸高速線花隈駅・地下鉄みなと元町駅より徒歩3分
【住所】神戸市中央区元町通4丁目6-12
【営業時間】9時~20時
【定休日】木
元町商店街の路地裏「喫茶ポエム」
最後は商店街の路地裏にあり、隠れ家といった言葉がぴったりの「ポエム」です。
45年で歴史を閉じた喫茶店を、居抜きで引き継ぐ形で営業しています。
漫画喫茶かと思うほど本棚に漫画本が並べられているのは、代表の山﨑さんが漫画好きで漫画を読める喫茶店の経営を夢見ていたからなんだとか。
- Aセット:バタートースト、ミニサラダ、珈琲or紅茶(550円)
- Bセット:ハムエッグトースト、ミニサラダ、珈琲or紅茶(700円)
- Cセット:チーズトースト、ミニサラダ、珈琲or紅茶(700円)
- Dセット:ピザトースト、ミニサラダ、珈琲or紅茶(750円)
- Eセット:サンドイッチ、ミニサラダ、珈琲or紅茶(850円)
- Fセット:自家製アーモンドトースト、ミニサラダ、珈琲or紅茶(750円)
モーニングは全6種類。火曜から金曜は10時から11時まで、土日は9時から11時まで注文可能。
ハムエッグトーストのセット(数年前の写真)。
運ばれて来たトーストの上には薄焼きたまごが乗っています。
想像したものとは違ったけど口に運びやすく一緒に重ねられたハム、きゅうりとも好相性でした。
閉店した十三の名喫茶「なにわ」から引き取ったチェアが、ポエムで第二の人生を送っています。
なにわに行くことが叶わなかった方にぜひ行ってほしい喫茶店です。
喫茶ポエム(漫画と珈琲ポエム)店舗情報
【最寄駅】JR・阪神元町駅より徒歩5分
【住所】神戸市中央区元町通3-11-15
【営業時間】火~金:10時~21時、土日:8時~21時
【定休日】月
【公式インスタグラム】https://www.instagram.com/kissa_poem_kobe/
※喫煙可
神戸のレトロな純喫茶6選の地図
まとめ
「安くて美味しい」モーニングを食べられる喫茶店を6軒ご紹介しました。
昭和生まれの喫茶店は喫煙可能な店が多いので、タバコが苦手な方はご注意ください。
参考になれば嬉しいです。
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