喫茶店案内

【高知・風流茶房 淳】コーヒーとジャズを愛する親子二代の喫茶店

風流茶房淳・蔦に覆われた看板
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高知県四万十町の「風流茶房 淳」を写真をたっぷり交えて紹介しています。

47都道府県の純喫茶」掲載店の中でベスト3に入るほど恋い焦がれた店でしたが、なかなか来る機会が持てず……。

「47都道府県の純喫茶」を読んでから6年越しの願いがようやく叶いました。

※47都道府県の純喫茶では珈琲店淳と表記されています

高知のコーヒー好きが通う四万十町窪川駅の風流茶房 淳

風流茶房 淳があるのは、JR高知駅から特急で約1時間ほどの窪川駅。

四国八十八ヶ所霊場第37番札所「岩本寺」がすぐそばにあるので、岩本寺方面へ向かえば風流茶房 淳にたどり着きます。

 

風流茶房淳・外観

風流茶房淳・蔦に覆われた看板駅から10分足らずで、一面蔦に覆われた迫力の店構えを発見!

 

風流茶房淳・蔦に覆われた外観全体図梅雨時なので雨が降ることを覚悟していたんですが、この日は快晴。蔦が絡まる外観をいろんな角度から堪能します。

 

茶房淳・古びたドアと張り紙風流茶房淳・入口

二箇所ある扉は、どちらを開けてもOK。蔦のアーチをくぐっていよいよ中に潜入。

 

風流茶房淳・客席 風流茶房淳・壁一面の切り抜き 風流茶房淳・切り抜き
風流茶房淳・張り紙店内の壁という壁を覆い尽くす切り抜き

 

初代店主が集めた古いポスターや、コーヒーの広告、旅の写真、レタリングなどグラフィック作品で壁がみっしり埋め尽くされていました。息を呑む迫力……!

 

風流茶房淳・ロースターレトロなコーヒーロースター

 

焙煎中のコーヒー豆の香りが漂ってきて、視覚と嗅覚がコーヒーでいっぱい。

徹頭徹尾コーヒー空間。
コーヒーが好きな方は、通わずにいられないよなぁ……。

BGMはジャズ。ジャズ喫茶などのジャズスポットを巡る「四国ジャズロード」にも掲載されているので、全国からジャズファンもやってくるそうです。


風流茶房淳・グループ席

風流茶房淳・個室グループ席や、お一人様用のボックス席も

 

風流茶房淳・メニューメニュー表など、初代店主が手書きで残したものを現在もコピーして使っている

 

風流茶房淳・サンドイッチとブレンド一粒ずつ豆を選り分けて淹れたコーヒーとサンドイッチ

 

風流茶房 淳のことはいろんな媒体で読んで気を紛らわせてきたけど、実際にこの空間に身を置くと濃厚さに軽いめまい。

当たり前ですが第三者が発信した情報を数多く読んで分かったつもりになっていても、1回の体験にはかないませんよね……。

47都道府県の純喫茶が復刊したことを喜ぶ風流茶房 淳のマスター

「いまだにあの本を読んで来てくれる人がいるの」。ママさんに告げられて、私と同じように突き動かされた読者がいるんだと嬉しくなりました。

マスターはオールカラーで復刊した「47都道府県の純喫茶」を得意満面で持ってきて、取材時のこぼれ話を聞かせてくれました。

掲載店に行くと、マスターやママが自分の息子を自慢するように山之内さんのことを話すのが微笑ましくもあり切なくもあります。

風流茶房 淳の歴史

風流茶房淳・甘味処かつて甘味処だった空間

 

風流茶房淳・飾られたマッチラベル川上淳二郎さんが集めた全国各地のマッチラベル

 

風流茶房 淳は、2代目店主の川上章雄さんの父である川上淳二郎さんが1964(昭和39)年に創業。

入口が二箇所あるのは、喫茶店文化がまだ浸透していなかった時代に「喫茶店は不良のたまり場」と敬遠されていたこともあり、店を「珈琲店」と「甘味処」に分けてスタートさせた名残り。

コーヒーとジャズと旅と写真が好きだった淳二郎さん。

4人兄弟の三男坊だった章雄さんがなぜ淳を継ぐことになったのか……経緯は「47都道府県の純喫茶」に掲載されているので、気になった方はご覧ください。

店を出た後は、向かいにある喫茶店「田園」に寄りました。

風流茶房 淳(珈琲店淳)・店舗情報

【最寄駅】JR窪川駅より徒歩10分
【住所】高知県高岡郡四万十町茂串町6-4
【営業時間】8時~19時
【定休日】火

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