こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス(@Kotori_fresh)です。
喫茶店めぐりをするために大阪市東住吉区周辺を散策してきました。
東住吉区は大阪市南部にあり自宅からは片道小一時間かかるため、ちょっとした小旅行気分です。
下車したのは大阪と和歌山を結ぶJR阪和線の「南田辺駅」。
大阪メトロの「西田辺駅」「田辺駅」も近いのでお好きな駅で下車してください。
和歌山寄りのJR「鶴ヶ丘」駅前(ヤンマースタジアム長居の最寄り)に「マロン」というお気に入りの喫茶店があり2014年に訪れて以来何度か訪問していますが、すでに閉店しています……。
四天王寺の古本市に行った後、西田辺を代表するゴージャス喫茶・マロンへ。ヨーロピアン調の椅子とテーブルゲーム機の組み合わせがいい。 pic.twitter.com/OEqnfEd0g9
— コトリス (@Kotori_fresh) October 8, 2016
他に遠方の方におすすめできるのはタンゴ喫茶「チケ」くらいかなぁ……。
東住吉喫茶店めぐり1:珈琲館 樹絵里
鶴ヶ丘駅の隣、天王寺寄りの「南田辺」という駅ではじめて下車しました。
あてもなく南田辺駅前の商店街を歩いていたら、早速喫茶店を発見。
「樹絵里」と書いてJEWELRYと読む。
工藤静香顔負けの素敵なセンスです。
デスマスクのような石膏が気になりますが……。
昔はブイブイ言わせてたんだろうなと想像がつく、ママが迎えてくださいました。
店内にもデスマスクがあり、ママがメデューサのごとく石にしたのではと想像したり……。
ミックスジュースを飲みながらママと世間話。樹絵里は創業30年ほどだそう。
東住吉喫茶店めぐり2:サンレモン(閉店)
樹絵里を出て大阪メトロ谷町線「田辺駅」方面を歩くと、ちょうどいい角地に「サンレモン」という喫茶店がありました。
収まりがいい。
ゴールド珈琲の顔のようなロゴが可愛い。
2年前の雨の日に訪れた岡山・児島のサンレモン。巨大なレモンの串刺しが店の前に飾られている。付き合いはじめたばかりの若いカップルに行ってほしい。甘酸っぱい青春系喫茶。 pic.twitter.com/7cS50yF5Zr
— コトリス (@Kotori_fresh) May 13, 2016
岡山の児島に同名の80年代チックな喫茶店があるんですが、同じ店名なら素通りできないと思い入店。
クロンボ坊やの生き別れの兄弟?
オリエンタル坊やが迎えてくれました。
樹絵里のママが見ていたのと同じ船越英一郎主演のドラマを見ながら、またミックスジュースを。
店内には南海電車平野線の面影が
なぜか店内には南海電鉄の止まれの標識がありました。
京塚昌子似のママに聞いてみると、昭和55年まで南海電鉄平野線という路線があり、店の前をちんちん電車が走っていたんですって。
昔の写真を見せてもらったら、今はなき平野線「田辺」駅ホームの横に「サンレモン」がありました。
昭和23年に果物屋として創業しフルーツパーラーをはじめたのちに、喫茶店に転向して40年。
大阪で路面電車といえば阪堺電車ですが、そう遠くない東住吉にも路面電車が走っていたんですね。
サンレモンはマッチがもらえる喫茶店
サンレモンには貴重なマッチが残っています(左)
岡山のサンレモンと並べてみました。
蒸し暑さのおかげであまり歩き回れませんでしたが、思いきって出かけたおかげで気分転換になりました。
次は同じ東住吉でも雰囲気の違う近鉄南大阪線界隈を歩いてみたいけど、いつになることやら。
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