【松本・珈琲茶房かめのや】変わらない街のオアシスでモーニング

松本旅行の目的のひとつは、珈琲茶房かめのやでモーニングを食べること。
旅行2日目の朝、老舗喫茶店を継承してオープンした珈琲茶房かめのやを目指しました。

珈琲茶房かめのやの歴史

裏路地に建つ古いビルの一階にある

もともとこの場所では、老舗菓子店「翁堂」が営む喫茶店「翁堂茶房」（昭和34年創業）が60年の歴史を紡いでいましたが、2015年から閉店休業状態でした。

内装や調度品などをそのまま使うことを条件に引き継いだのが、珈琲茶房かめのやの現店主。2016年に珈琲茶房かめのやとして生まれ変わりました。

引き継ぎの経緯は松本経済新聞をご覧ください。

松本経済新聞

松本に「珈琲茶房かめのや」　老舗純喫茶「翁堂茶房」の雰囲気残す

https://matsumoto.keizai.biz/headline/2153/

松本・大手に5月26日、純喫茶「珈琲（コーヒー）茶房かめのや」（松本市大手4、TEL 0263-31-6597）がオープンした。

かつての翁堂茶房の記録は「純喫茶保存協会のブログ」に残されています。

純喫茶保存協会

【松本】翁堂茶房 - 純喫茶保存協会

https://lyoryo.hatenadiary.org/entry/20120630/p1

あたり前のことかも知れませんが、 歴史のある喫茶店にいきたいと思ったら 歴史のある街にいかなくてはならない。古くから栄えてきた街であればあるほど 住民の方々に永く親しまれてきた喫茶店が残っている（可能性がある）。もちろん歴史の波にもまれてながら閉店してしまったり 業態を変えてしまい「喫茶店」ではなくなっていることもある。 でも、それでもなお、 やはり純喫茶は街に出て歴史をたぐり寄せながら探すしかないのだ。 なぜなら純喫茶自体が街の歴史・記憶そのものだからだ。 ここ松本は城下町として発展してきた街です...

かめのやの雰囲気

大きな窓の向こう側は中庭と噴水

コーヒーに中庭の緑が浮かぶ

到着したのは10時前。
感じのいい女性スタッフさんが、一人なのに4人がけの席を案内してくれました。ありがたい。

翌日訪れた珈琲まるもでも同じ対応だったことから、松本は「ホスピタリティのある街」というイメージができました。

積年のヤニ汚れで琥珀色になったシャンデリア。現在は禁煙

常連のおじいちゃんたちが中央テーブルで井戸端会議をしていた

観光客はもちろん、「翁堂茶房」時代から変わらず通っているという常連のおじいちゃんたちの姿も。

受け継がれた喫茶店は昔も今も変わらない街のオアシスとして愛されていました。

モーニング

ゆで卵が品切れだったので、ハムを増やしてくれた

モーニングは8時から10時半までですが、売り切れ次第終了なので食べたい人は早めに行くのがおすすめ。

厚切りのトースト、サラダ、ゆで卵、コーヒーor紅茶orりんごジュース付きで900円でした。

たぬきケーキはメニューにありません

たぬきケーキは翁堂駅前店 喫茶室でイートインできます

webで読める昔の記事には、珈琲茶房かめのやでたぬきケーキを提供しているという情報が残っていますが、2023年4月現在たぬきケーキは出していません。

たぬきケーキが目当ての人は目と鼻の先にある「翁堂本店」か、松本駅前の「翁堂駅前店 」でお求めください。

珈琲茶房かめのや・店舗情報

【最寄駅】JR松本駅より徒歩約15分
【住所】長野県松本市大手4丁目7-22
【営業時間】8時〜20時（土日〜18時）
【定休日】なし
【インスタグラム】https://www.instagram.com/kamenoya.coffee/
※全席禁煙

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