こんにちは、コトリス(@Kotori_fresh)です。
喫茶店はその町に住む人の日常や生活観を色濃く感じられる場所。
旅行先に着いたらまずは喫茶店を探し、お客さんの会話に耳をすませたり情報誌に載っていないおすすめスポットを教えてもらいます。
多治見の喫茶店でレモンスカッシュをご馳走になる【岐阜・チロル】という記事に乗っかって、今日は“喫茶店王国”といわれる名古屋の老舗喫茶の話題を。
2018年10月15日に歴史の幕を閉じたシューカドーをご紹介します。
80余年にわたって愛されていた瑞穂区・シューカドーが閉店
47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶で愛知県代表として紹介されているのが、名鉄堀田駅が最寄りの老舗喫茶店「シューカドー」です。
1939年(昭和10年)創業の「シューカドー」の前身は、菓子店「秀華堂」。
タマゴサンドの名店「西アサヒ」(昭和7年創業、惜しくも閉店)、小倉トースト発祥店の継承店「喫茶まつば」(昭和8年創業、営業中)に匹敵する歴史のある喫茶店でした。
昭和34年の伊勢湾台風で大きな被害を受けたため、昭和37年に現在の店舗に改築。
シューカドーのように半地下と中二階のあるロフト構造の喫茶店をたまに見ることがありますが、これは喫茶店全盛期の昭和30年〜40年代に流行った店舗設計。
大阪では天満の「ビクター」が同じような造りです。
各テーブルには懐かしのルーレット式おみくじ器を設置。
壁には「47都道府県の純喫茶」の記事が貼ってありました。
名古屋めしの鉄板スパなど食事メニューも豊富
がっつりご飯もスイーツメニューもあるので、夜ご飯や夜カフェにうってつけです。
シューカドーおすすめのサービスメニュー、トンカツ定食(赤だし、ドリンク付き900円)のほか、ピラフ、カレー、焼きそば、焼きうどん、鉄板ハンバーグなどメニューは豊富。
アルコール類もあるので、一杯ひっかけながら食事を楽しむのも良さそう。
街並みの写真にいつも魅了されるブログの主、ケイスケ(id:keisuke9498)さんの「名古屋の人にとって喫茶店は食事の場でもある」という言葉を実感しました。
大箱店はマスターに声をかけづらく、パフェをパクつきながらタイミングを見計らっていると、隣に座った常連さんに「旅行で来てるの?」と話しかけられました。
アットホームな社交場であることも喫茶店の魅力。
来た来たと思いつつ「喫茶店めぐりがしたくて大阪から来ました」と告げると、「このお姉ちゃんを表彰してやってくれ!」とマスターを呼んでくれ、こんな素敵な笑顔の写真を撮ることができました。
マスターとともに店のシンボル的存在なのがオウムのおおちゃん。
実は50歳(!!)近いご長寿オウムなので、会えたらラッキーです。
シューカドー閉店のまとめ
奥深い名古屋の喫茶店のことを観光客目線で書きましたが、中京圏の喫茶店の底力を知りたい方は、ブログ「レモン糖の日々」やgooのいまトピで「とってお喫茶」を連載されているレモン糖さんの情報を参考にされるのが一番。
シューカドーが閉店したことをだいぶ後になって知る人が、この記事にたどり着いてくれたら嬉しいです。
シューカドー・店舗情報(閉業)
【最寄駅】名鉄堀田駅よりすぐ
【住所】名古屋市瑞穂区堀田通9丁目1
【営業時間】8時~20時(19時半オーダーストップ)
【定休日】水
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