こんにちは、喫茶店愛好家のコトリス(@Kotori_fresh)です。
以前からお知らせしていた純喫茶家具の村田商會・村田龍一さんによる初の著作「喫茶店の椅子とテーブル〜村田商會がつないだこと〜」が8月1日に発売されました。
「喫茶店の椅子とテーブル」内容紹介
喫茶店が閉店するとき、長年使われていた椅子やテーブルはどうなるのでしょうか?
村田商會は、それらを引き取り、補習し、磨き、とてもすてきな家具として再生します。
喫茶店を愛して止まない著者が「村田商會」として、純喫茶家具の新たな人生をつなぎます。
私は阪急電鉄のバーチャル駅長として出会った喫茶店について本名で寄稿しています。
実は著者の村田さんに寄稿依頼を戴いたことが、このブログ「喫茶のすたるじあ」を開設したきっかけ。
プロフィール欄に書くことがないからブログでもはじめてみようかなと気楽にスタートし、早くも4か月。
独自アカウントを取れば続けざるをえないだろうと思っていましたが、想像以上に見てくださる方が多く、それが更新の励みになっています。
Amazonに本の詳しい内容紹介や店の一覧が掲載されているので、ぜひご確認くださいね。
喫茶店の椅子とテーブルに掲載された「イフ」
村田さんが旅をして出会った喫茶店の中に、私も訪れたことがある喫茶店の名を見つけました。
倉敷駅を降りてすぐの場所にひっそりと佇んでいた「珈琲イフ」。
3年前、水島臨海鉄道に乗り西洋乞食に行こうとしたときに発見した喫茶店です。
暖炉の上に飾られた小物。旅行のお土産を壁一面に飾る、おじいちゃんの家のようなくつろげる雰囲気。昭和で時が止まっています。
古時計が刻むコチコチとした音が安らぎを与えてくれました。
使い込まれたソファには、穴が空いたのかシールによる修復が。
一人で切り盛りするマスターはなんと90歳。
「50歳で脱サラしてはじめた」とにこやかに教えてくださいました。
奈良のヒュッテもご高齢のママさんがお一人で営んでいらっしゃいましたが、50歳から店をはじめようというバイタリティに驚きました。
マスターの年齢を聞いてこれが最後になるかもしれないとポートレイトを撮らせてもらい、がっちりと握手を交わしました。
珈琲イフはもうありません。
写真の中にだけその姿をとどめています。
▲2018年7月、岡山旅行したときに撮った閉業後のイフ
はじめてのZINE(同人誌)「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
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