閉店した喫茶店の家具を引き取り販売する村田商會の初の著書「喫茶店の椅子とテーブル〜村田商會がつないだこと〜」が8月1日に全国発売されました。
喫茶店が閉店するとき、長年使われていた椅子やテーブルはどうなるのでしょうか?
村田商會は、それらを引き取り、補習し、磨き、とてもすてきな家具として再生します。
喫茶店を愛して止まない著者が「村田商會」として、純喫茶家具の新たな人生をつなぎます。
村田商會創業の経緯、引き取ることになった調度品のエピソードや、仕入れから新しいオーナーの元に届くまでの一連の流れ、村田商會の家具を購入した人たちのインタビューなど、村田商會がスタートしてからの2年半がこの本に凝縮されています。
以前からの知り合いである村田商會代表・村田龍一さんに寄稿依頼していただいたことがこのブログ「喫茶のすたるじあ」を開設したきっかけ。
今日は「喫茶店の椅子とテーブル」で私が紹介した喫茶店について書いてみます。
喫茶店の椅子とテーブルで紹介した珈琲家族 可輪亜居(かわあい)のこと
本に書いたのは、阪急宝塚線蛍池駅が最寄りの「珈琲家族 可輪亜居(かわあい)」という喫茶店の話です。
2017年度の1年間、阪急電鉄公式サイトにて「阪急沿線ノスタルジック散歩」というブログを更新していました(現在は読めません)。紹介した全66店の喫茶店の中から原稿にする店を吟味。
- 話しやすい店主であること
- (喫茶店家具の本なので)調度品に味わいがあること
- (村田商會はマッチコレクターなので)マッチがもらえる喫茶店であること
という条件を挙げ、その全てに当てはまったのが「珈琲家族 可輪亜居」でした。
喫茶店はチョイスできたものの、そもそも書籍に載せられるような原稿を書いたことがないため困り果てました。
原稿を書くうえで参考にしたのは喫茶店めぐりの教科書にしていた「47都道府県の純喫茶」。
以前マスターに聞いた喫茶店を開くまでの話が興味深かったので、それを原稿にすることに。
どんな内容になったかは、「喫茶店の椅子とテーブル」をご覧になってくださいませ。
珈琲家族 可輪亜居の名物マスター河合さん近影
原稿を書いたのは3月。
5か月前の内容を読むと稚拙さに赤面してしまうんですが、インタビューしたマスターの河合さんには気に入ってもらえたので良しとします。
可輪亜居では「喫茶店の椅子とテーブル」と「47都道府県の純喫茶」が本棚に隣り合わせで並んでいます。興味を持って買ってくれる人がいたら嬉しいなぁ。
マスターは郡上八幡の出身。可輪亜居では飛騨の木を使った椅子が使われています。
▲なんと公式youtubeもあります。
本を読んで「珈琲家族 可輪亜居」に足を運んでくれる人がいたら、それ以上の喜びはありません。
珈琲家族 可輪亜居・店舗情報
【最寄駅】阪急蛍池駅より徒歩2分
【住所】豊中市螢池中町3丁目9-3
【営業時間】7時〜18時半
【定休日】不定休
【公式HP】https://kawaai-coffee.jimdo.com
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