喫茶店案内

【十三・もみの木】大阪万博を追体験できるバロック喫茶(閉店)

もみの木店内
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もみの木は2019年10月1日をもって閉業しました

こんにちは、喫茶店愛好家のコトリス(@Kotori_fresh)です。

当記事は、閉店した十三のバロック喫茶「もみの木」の記録と記憶を残しています。

営業中の喫茶店をお探しの方は下のリンクをご覧ください。

香り高い珈琲とバロック音楽が愉しめる、もみの木

もみの木_外観

阪急電鉄十三駅の東口より徒歩5分。

住宅街と飲食店が混在する十三東本通商店街(通称つばめ通り)に「もみの木」があります。

近くに同名のもみの木という喫茶店があるので要注意。

軒先には毎年つばめが巣を作り、5月頃には可愛いヒナが見られます。

 

もみの木_内装 もみの木_内装

年月だけが醸せる艶をまとった店内。
黒い革張りの椅子に座ったとたんに、ここが十三であることを忘れてしまいます。

 

もみの木_マッチ

いただいたマッチにはバッハの似顔絵が書かれていました。

店内では絶え間なくバロック音楽が流れているものの、名曲喫茶のように堅苦しい雰囲気ではなくおしゃべりをしても怒られません。

 

もみの木コーヒーカップ
もみの木ソーサーもみの木オリジナルのカップ&ソーサー

 

ミックスジュースやクリームソーダなどジュース類も充実しているのでコーヒーが飲めない方にもおすすめ。コーヒー以外のメニューの価格はやや高めです。

大阪万博のブリティッシュ・コロンビア州館で使われたもみの木がカウンターに!

もみの木_カウンター

もみの木の創業は万博の翌年の1971年。

マスターの川畑さんの自慢である分厚いカウンターテーブルは、1970年の大阪万博でブリティッシュ・コロンビア館を建てる際に使われた樹齢270年のもみの木300本のうちの1本を使って特注したもの。

 

もみの木_カウンターのプレート

テーブルの真ん中には万博の円形プレートがはめ込まれています。

 

ブリティシュ・コロンビア州館

ブリティッシュ・コロンビア州館はカナダの大自然をそのまま持ち込み「もみの木の彫刻」の愛称で親しまれた万博の人気館で、木造建築物としては世界一の高さを誇っていました。

 

もみの木ショップカード

マッチと一緒にいただいたショップカードにはもみの木の独り言が書かれています。

万博から48年経ちますが、もみの木はまだまだ現役。

2025年の大阪万博まで持ちこたえてほしいです。

バーチャル駅長ブログで2017年に紹介しましたが、当時万博に行かれた方はもちろん喫茶店が好きな方にはぜひ行ってほしいお店なので、改めて自分のブログでも取り上げました。

もみの木は2019年10月1日をもって閉業しました

喫茶&バロック音楽 もみの木・店舗情報(閉店)

【最寄駅】阪急十三駅東口より徒歩5分
【住所】大阪市淀川区十三東3-21-11
【営業時間】お昼頃〜夕方
【定休日】月曜・火曜 行く前に電話確認がベター

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