宇都宮には「47都道府県の純喫茶」掲載店が3軒もあるが、大阪から向かうには時間もお金もかかるので後回しにしていた。
「純喫茶サンバレー」をひとりで切り盛りするママさんが80代なので急がねばと思い、同じく後回しにしていた福島県とセットで行くことを決めた。
1971年創業の珈琲専門店BC 隠れ家のような中二階席でランチ
朝イチに「純喫茶サンバレー」に行き、昼に繁華街と県庁の中間にある珈琲専門店BCを訪問。コーヒー豆の卸売販売をしているブラジルコーヒー商会の直営店だ。
一階の真ん中には階段があり、隠れ家のような中二階席へと誘ってくれる。もともとは一階席だけだったが、増築して中二階席を作ったのだとか。
毎回悩むのは店の人と話をするきっかけ。話しかける瞬間はいつも足がすくむ。ブログの読者の方に「お店の人とコミュニケーションを取っていてすごい」と言われるが、初対面に関わらず人と話すのは苦手だ。場数を踏んでも克服できない。
一階の本棚に「47都道府県の純喫茶」が並んでいるのを見つけた。
わざわざ宇都宮まで来たのだし、本を読んで来たことを伝えようと勇気を出す。山之内さんが栃木代表に選んだ喫茶店なのだから塩対応をされることはないだろう。
本を読んだことに加えて、大阪から来たと話すと思いの外話が弾んだ。店主の永島さんはもともと大阪の著名なコーヒー専門店で修行していたらしい。宇都宮で関西ローカルな話ができることに驚いた。山之内さんが亡くなったこともご存知だった。
JR宇都宮駅前の「パーラー&喫茶BC」は珈琲専門店BCと同じくブラジルコーヒー商会の直営店。珈琲専門店BCの店主・永島さんの息子さんが店長をしているそうだ。
次の目的地に向かう前にパーラー&喫茶BCにも立ち寄ったが、居心地の良さは断然珈琲専門店BCだった。
また宇都宮に来れるといいな。
珈琲専門店BC(ブラジルコーヒー)県庁前店・店舗情報
【最寄駅】東武宇都宮駅より徒歩約7分
【住所】栃木県宇都宮市本町13-16
【営業時間】8時半〜21時
【定休日】無休
※1階全席禁煙、2階喫煙可
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