少女時代に愛読していた「まんが家マリナ」シリーズに登場するお気に入りのキャラクター、美女丸の出身地は甲府。……それしか浮かばないほど甲府は縁もゆかりもない地でしたが「47都道府県の純喫茶」を読んでからは、憧れの喫茶店がある場所に。
2023年4月、ようやく訪れた甲府の「六曜館珈琲店」で名物の餃子を食べてきました。
アンティーク美術館のような喫茶店「六曜館珈琲店」
松本駅から各駅停車でたどり着いた甲府。
22時発の高速バスで帰阪するまではたっぷり時間があります。
甲府駅から半径2キロくらいのエリアを散策して腹を空かせてから、いざ六曜館珈琲店へ。
六曜館珈琲店は1972年(昭和47)創業。レトロなビジネス旅館「旅館萬集閣」(木造3階建て)に併設されている喫茶店で、オーナーは「旅館萬集閣」と同じ。
「旅館萬集閣」については「地の冒険」さんの記事が詳しいのでご覧ください。
客席はカウンター3席にテーブルが4卓。
もともとは旅館の応接間として使っていた空間で、店内はこじんまりしていました。
大正ロマンの雰囲気が漂う店内に飾られたアンティークは店主の夫、成澤秀仁さんのコレクション。秀仁さんは旅館業の他、骨董品好きが高じて同名の「六曜館」という骨董品店を営んでいます。
夕方までは店主の成澤光子さん、夕方以降は娘の明子さんが店を切り盛り。お酒と餃子がメインになる夕方以降も喫茶メニューをオーダーできるそうです。
取材を受けた店主の成澤光子さんは「『47都道府県の純喫茶』は喫茶店ブームのさきがけになった本だった。取り上げられたおかげで全国からお客さんが来るようになった」と仰っていました。
訪れるまでに年月がかかったけど、思い切って来て良かった。
スマロの味を再現した名物の餃子
「六曜館珈琲店」の成り立ちなどは「47都道府県の純喫茶」を読んでもらうとして、わざわざ夕方に来た理由は17時半以降に注文できる“餃子”が目当て。
閉店した甲府の人気餃子店「スマロ」の味を忠実に再現している餃子。
店主が急に亡くなったためレシピは残されていませんでしたが、自分たちで試食を繰り返し「スマロ」に卸してた肉屋にも協力を仰ぎ、なんとか味を完成させたのだとか。
餃子は大(1300円)と中(950円)の2種類。
中でも16個なので少食の私が食べ切れるのかしらと不安だったものの、一口サイズかつ野菜たっぷりのあっさり味だったのであっという間に完食できました。
メニュー
六曜館ブレンド(有機栽培)550円
ブレンド 500円
アメリカン 500円
マンデリン 650円
キリマンジャロ 650円
アイスコーヒー 550円
カフェオレ (hot/ice) 600円
カフェモカ (hot/ice) 650円
ウインナコーヒー (hot/ice) 600円
ダージリン (hot/ice) 500円
セイロン (hot/ice) 500円
アールグレイ (hot/ice) 550円
ロイヤルミルクティー (hot/ice)600円
ミルク(hot/ice) 500円
ココア (hot/ice) 650円
抹茶ミルク(hot/ice) 650円
レモネード(hot/ice) 600円
オレンジジュース 500円
りんごジュース 500円
コーラ 500円
ジンジャーエール 500円
メロンソーダ 550円
レモンスカッシュ 550円
コーヒーフロート 700円
抹茶ミルクフロート 800円
コーラフロート 650円
クリームソーダ 700円
ケーキ 500円(ケーキセット 飲み物-50円)
アイスクリーム(バニラ) 500円
コーヒーゼリーパフェ 750円
いちごパフェ(季節限定メニュー) 850円
しんげんパフェ 750円
ビール(中瓶) 650円
グラスワイン(赤・白)
※17時からその他のお酒もあり。
ランチ・軽食
◆日替わりランチ(ランチタイム平日 11:00〜14:30)
ランチコーヒー付 1,000円
ランチ 800円
トースト(バター&ジャム) 400円
ピラフ※ 800円
ハヤシライス※ 800円
※ランチタイムはサラダ付き
【日替わりランチ】
月 豚の生姜焼き
火 和風ハンバーグ
水 チキンソテー
木 デミグラスハンバーグ 金 カレーライス
金 カレーライス
月〜木 ごはん・お味噌汁 小鉢付き
金 カレーにはサラダ・スープ付き
六曜館珈琲店・店舗情報
【最寄駅】JR甲府駅南口より徒歩約5分
【住所】山梨県甲府市丸の内2丁目15-15
【営業時間】9時〜22時
【定休日】日
※喫煙可
※駐車場2台あり
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