こんにちは、建築に詳しくはないけど鑑賞するのは好きなコトリス(@Kotori_fresh)です。
東京駅丸の内駅舎を手がけた辰野金吾が設計した「大阪市中央公会堂」は、2018年に100周年を迎えた重要文化財。
日頃公開されていない「特別室」を案内してもらえる「館内ガイドツアー」に参加してきました。
重要文化財・大阪市中央公会堂を見学
北に堂島川、南に土佐堀川と2つの川に挟まれた中之島は、日本銀行大阪支店、市役所、図書館、公会堂と重厚な建築物が集まる地。
気鋭の建築家・岡田信一郎の原案をもとに、辰野金吾が設計した「大阪市中央公会堂」は、国指定重要文化財で大阪市のシンボルです。
展示室
ガイドスタッフの方にまず案内されたのは、「展示室」。
株の仲買人・岩本栄之助氏が現在の価値にして50~100億円ともいわれる寄付をしたことにより、建設された大阪市中央公会堂。
公会堂の成り立ちから、現在にいたるまでの歴史をここで知ることができます。公会堂以外の近代大阪の名建築の資料もあるので、建築好きにはぜひ立ち寄ってもらいたいスポットです。
展示室は自由見学エリアなので、開館時間中は自由に入ることができます。
特別室
成り立ちを学んだ後は、いよいよ「特別室」へ。
半円形に沿った天井画と巨大なステンドグラスに迎えられ、艶やかな美しさに言葉を失います。
この日は残念ながら雨模様でしたが、晴天のときよりもステンドグラスが綺麗に見えるそうなので慰められました。
ステンドグラス上部左右には慶祝を象徴する鳳凰が、四隅には大阪市の市章である澪標(みおつくし)がデザインされています。
見所である天井画、ステンドグラス、壁画、刺繍などをそれぞれ細やかに説明してくださり、たっぷりと写真撮影の時間も設けられていました。
30分ほどのツアーでしたが、めったに入ることのできない特別室を堪能でき大満足で終わりました。
大集会室と中集会室
こちらは過去に行われた「ONE☆COIN見学会&コンサート」を見に行った際に撮った写真です。
天井のUFOのようなシャンデリアは昭和12年の大修理の際に撤去したものを復元したもの。
コンサートもよく行われていて、過去に小島麻由美のコンサートを見に来たことがあります。
宮殿の大広間のような中集会室は床から天井まで9メートル。
音響効果が素晴らしいためクラシックコンサート会場として利用されることが多い部屋です。
東西の天井側面にはさまざまな鳥の油絵と大阪港をイメージしたステンドグラスが設置されています。
特別室のステンドグラスにプロジェクションマッピングの映像が映りこんでいました。
まとめ
ガイドツアーは毎週定期開催されているので、事前にご予約の上でご参加くださいね。
大阪市中央公会堂・施設情報
【最寄駅】大阪メトロ「淀屋橋」駅下車 1番出口より徒歩5分
【住所】大阪市北区中之島1丁目1番27号
【開館時間】9時半~21時半
【定休日】毎月第4火曜日(祝日の場合は直後の平日) および、12月28日から翌年1月4日
【公式HP】http://osaka-chuokokaido.jp
※館内ガイドツアーの開催日は公式HPをご参照ください。